お知らせや会員による投稿記事

桜川名勝指定100年・天然記念物指定50年記念! 
桜川を知ろう!

①「石倉重継・翠葉と名勝『桜川』-顕揚活動の軌跡をさぐる-」 
 元茨城県立歴史館行政資料室長 

川俣正英先生 


②「筑波山塊のヤマザクラ群について」 
水戸桜川千本桜プロジェクト副代表

ひたち巨樹の会 

坂野秀司 


入場無料
11月30日(土)13:30受付開始 14:00開会 
水戸市国際交流センター多目的ホール 
茨城県水戸市備前町6-59(駐車場あり)


ご本家・桜川の名勝指定百年・天然記念物指定五十年を記念する2024年の掉尾として、桜川市の歴史研究家で各自治体の文化財審議委員を歴任されている川俣先生と、桜川を含む筑波山塊のヤマザクラの圧巻の美を撮影している水戸桜川千本桜プロジェクト副代表坂野(ひたち巨樹の会)の2講演を実施します。 桜愛好のみなさま、ご予約お願いします。 一般参加者大歓迎です。 


◎参加連絡は11/20までに下記へ。 
申込問合せは水戸桜川千本桜プロジェクト事務局 

電話FAX 029-241-6349   
e-mail mitosakuragawasenbonzakura▽gmail.com   
▽を@に置き換え。


公式ページお問合せフォームへ↓ 
公式facebook やメッセンジャーでも可能 
今年だから聞くべき講演、お聞き逃しなく。

会員の坂野です。10月27日(日)15:30〜17:30 釜めし処みなみさんで6回目となる桜の講演を実施しました。 参加いただいた皆様、主催のみなみ様、ありがとうございました。

ひたち巨樹の会からYO夫妻に参加いただきました。いつもありがとうございます。

みなみ様特製スイーツ、就労支援事業所諏訪ひまわり様から差し入れの自家焙煎コーヒー、おいしくいただきました。みなみ様、写真もありがとうございます。 

講演内容は茨城県の桜史の中での日立市の桜という見方で、いかに日立市の桜が特徴的かつ先鋭的であるかをお伝えし、最後に今年4月に桜川市で開催された全国桜シンポジウムの懇親会で上映した記念ムービーを上映しました。 

今回は遠く秩父から一本桜愛好家で、私の師匠のひとりでもある敷島さんが来てくださいました。全国3500本の一本桜を調査訪問されている方で、日立市の一本桜情報のために来ていただいたとのことでした。


関右馬允(せきうまのじょう)
日立市郷土博物館の特別展「右馬允 庄屋・関右馬允が向き合った日立の600年」に合わせて実施された講座に参加しました。
講師は来年設立40周年となる「ひたち巨樹の会」のUK代表です。
関右馬允が撮影した巨樹写真とUK代表が撮影した写真の新旧対比の解説でした。
ひたち巨樹の会は、関右馬允が残したネガ(ガラスの乾板)を関家から預かりクリーニングを実施して現像し、どこの巨樹なのかを明らかにして目録を作成し博物館に寄付しました。当時そのことが会の発足につながりました。40年後の今、またこうして関右馬允の展示に関わり、講座まで実施できたことは、大変ありがたく、私自身会員としても茨城県の巨樹記録の歴史の中に立ち会った気分でございました。
また特別展では巨樹写真に限らず、関右馬允が使用していたカメラや、アルバム、徳川斉昭公から拝領した羽織や書状など実に豊富な資料が並んでおり、非常に貴重な機会となりました。UK代表、参加いただいた会員のみなさま、お疲れ様でした。(会員SA)

西蓮寺のイチョウ(須田信行)


あれやこれやの写真展 V

おなじみ、ひたち巨樹の会の会員であり、巨樹写真家須田信行氏の写真展。 

第5回の今回は北海道から沖縄まで約40点の作品を展示。

期間中は須田さんがやすんでっ亭にいらっしゃる事もあるので、撮影時の話が聞けるかもしれません。

日時:令和6年10月4日~10月31日 10時~16時(土・日・祝は休み) 

会場:やすんでっ亭 茨城県高萩市春日町2丁目79 

電話:0293-22-2720

運営:高萩市商工会 高萩こうし隊

インスタグラム https://www.instagram.com/p/DAsPLSMvhpW/?img_index=1

令和6年9月に福井県大野市で開催された「全国巨樹・巨木林の会」の総会で、長野氏によるひたち巨樹の会の活動についての発表がありました。写真はその際のスライドです。

この日はあわせて「第35回巨木を語ろう全国フォーラム 福井・大野大会」が開催されました。

全国巨樹・巨木林の会は平成5年に設立された団体で、ひたち巨樹の会初代代表の川上千尋氏が設立賛同者に名を連ねています。


設立20周年記念誌

https://www.kyojyu.com/images/kyoju20.pdf



【10/27上映会】日立市の桜がすごい

・街と一体化している風神山の山桜群
・杉の木に宿った御神木の山桜
・岩場から成長し続けるど根性桜
・目に入る山全てが大島桜群
・人知れず咲く茨城県内最大級の巨桜
・脅威の推定樹齢500年!氏神の御神木
・偶然発見された2月に満開になる桜
・崖の巨岩から成長した石割桜
・明治時代から生きている染井吉野の老木

会員の坂野が日立市河原子海岸、釜めし処みなみさんで上映会を実施します。6回目となる今回は、改めて日立市の桜を見てみます。写真動画上映中心の90分です。お早めの席予約をおすすめします。(会員SA)



特別展示「庄屋・関右馬允が向き合った日立の600年」

関家所蔵の資料や関右馬允が撮影した巨樹写真のパネル40枚が展示されます。

期間中3回の講座がありますが、2回目の講座は「ひたち巨樹の会代表世話人UKさん」の講演が予定されています。定員30名となっておりますので、お早めに参加予約をお願いします。


講座:「関右馬允が撮った巨樹写真とその後」

日時:10月6日(日)午前10時~11時

会場:日立市郷土博物館 集会室

受講料:50円(資料代)

定員:先着30人

【参加申込み】9月13日(金)午前9時~日立市郷土博物館で電話受付

 TEL:0294-23-3231


「和野のシダレザクラ」SU世話人


令和6年「桜フォトコンテスト」(主催・NPO法人里山文化ネットワーク)が開催されました。31点の作品の中からSU世話人の作品が最優秀賞を受賞し、7月30日に表彰式が行われました。高萩市では毎年桜フォトコンテストがあり、昨年もSUさんが最優秀賞を受賞しています。さすが巨樹写真家SUさんです。

こちらのシダレザクラはかなり樹齢を重ねた老木です。以前SUさんにお聞きしました。ここは炭鉱住宅があった場所で、昔はこのサクラの下でお花見が行われていたそうです。このサクラの近くには菊池寛実記念高萩炭礦資料館がありますが、この辺りは常磐炭田のエリアで炭鉱が点在しています。当時の記憶をつなぐ一本のシダレザクラ。そういった名桜の写真が最優秀賞を飾ったというわけです。SUさんおめでとうございます。

2024年6月世話人SUさん撮影
ひたち巨樹の会世話人のSUさんから、県下最大級の墓守のヤマザクラが枯れ始めていると情報をいただきました。昨年あたりからおかしいなと思いはじめ、今回確認に行ったところ、サクラ周辺の墓石の周りが整地され砂利が敷き詰められていたそうです。また、そこには草ひとつ生えていないとのことから、除草剤が撒かれた可能性もあるのではないかと思います。

写真を見る限り、半分以上の枝に葉がついていません。砂利によって根回りの水捌けが良くなりすぎて、サクラが水を吸い上げられなくなったのかもしれません。サクラは環境が変わると一気に枯れます。県内でも似たような事例をいくつか見てきました。もちろん今回のケースでそれが原因だとは断定はできません。病気等の例もあるかもしれませんので。

サクラの場所の記載は避けますが、こういった墓地の一本桜は、現代における一般的な「花見」の対象にはなっていません。文字通りお墓を守るサクラであり、昔は周辺地域の農作業の暦にもなってきたであろう、地元の人々のみが知る慈しみのサクラであります。明治以降の爆発的なソメイヨシノ流通が起こるまでは、里にはヤマザクラやヒガンザクラが植えられてきたのです。このヤマザクラは丘の上の墓地に位置しており、満開時に展開する葉芽が黄土色で花は純白。墓地全体に枝を広げ、存在感のある一本桜です。2019年にSUさんから教えていただき、私も満開風景を撮影できました。あの時の感動がよみがえります。
2019年4月会員SA撮影

古木の衰退は止められません。こういった古木に目を向け、記録をしてきたひたち巨樹の会、そして名桜の経過を気にするSUさんの活動に敬意を表するとともに、やはり記録の大切さというものを強く感じた次第であります。(会員SA)
いつもひたち巨樹の会の活動にも協力いただいている「きららホームページの会」のシマちゃんさんが、日立市内の桜250ヶ所以上を掲載したウェブサイトを公開しました。
これは全国単位で名桜を追いかけていたのでは成し得ないことで、対象範囲を限定しての記録活動だからこその情報量です。もちろん日立市内の巨桜も全て掲載されています。「日立の桜の歴史」や「日立市固有の桜」など内容も充実しており、大変勉強になるサイトです。特に「日立紅寒桜」の記録が膨大で、まだ植栽されて間もない若木が中心の日立紅寒桜ですから、これは数十年後に大変貴重な記録として活用されるものと思われます。(会員SA)

日立市のさくらを写真で巡る旅

会場:リーベロたかはぎ ギャラリー

住所:高萩市春日町3丁目10-16(JR高萩駅より徒歩5分)

   ※福祉センターの駐車場もご利用できます

期間:令和6年6月2日~8日(土)

時間:午前9時~午後5時

主催:高萩写友会

後援:高萩市教育委員会・高萩市文化協会


ひたち巨樹の会 OG世話人が出展している写真展のお知らせです。展示50作品のテーマは「高萩の風景」と「自由作品」となっており、巨樹というわけではありませんが、OG世話人も関わっている写真展ですので、是非みなさんご覧になってください。(会員SA)

令和6年6月2日(日)日立市郷土博物館にて
今秋実施予定の企画展の打合せをしました。
日立市郷土博物館主催の企画展で、内容は関右馬允氏(せきうまのじょう)の足跡を辿る展示になります。

関氏は映画『ある町の高い煙突』でも有名な、日立鉱山の煙害対策で世界一の大煙突を建てて平和解決に持っていった日立市、茨城県を代表する偉人です。

関氏の巨樹写真にゆかりのあるひたち巨樹の会が写真展示で協力する形となりました。打合せ参加者はUK代表とSU世話人、会員のSAと、ゲスト参加できららホームページの会のSI氏です。

10時からの打合せは展示写真40枚の選別でしたが、どの写真もみなさんにお見せしたいという気持ちが先行してなかなか大変な作業となり、お昼を挟んで15時までかかりました。また、企画展に合わせて、ひたち巨樹の会としてUK代表の講演会も予定されました。

約100年前に茨城県内の巨樹数百ヶ所を撮影し『茨城県巨樹老木誌・上下巻』(昭和11年・15年)にまとめて発表した関氏。巨樹の衰退を予見し記録に走った偉業で、これは全国他に類のない実績です。
関氏が撮影した写真乾板(ガラスのネガ)を譲り受け展示したことから昭和60年4月13日に発足したのがひたち巨樹の会です。当時会では写真乾板を日立市郷土博物館に寄贈して、目録を発行しました。今回はその中から40枚を選別して展示します。

ひたち巨樹の会が来年度40周年を迎えるにあたり、この企画展と講演会は不思議な縁とでもいいましょうか、原点回帰のようなお話です。そこで勝手ながら40周年記念先行イベントとして位置付けることができると考えました。
つまり、会員のみなさまをはじめ、この記念すべきイベントにぜひたくさんの方々に参加していただきたく、詳細を後日発表しますので、なにとぞよろしくお願いします。(会員SA)